言葉よりも温度を感じたい

そっと寄り添うということ。
それは簡単なようでとても難しいのです。
身近な人が『がん』と宣告を受け、余命わずかと診断を受けているとき、
あなたはどんな言葉を相手に投げかけますか?
病いは『がん』に限ったことではないのです。
さまざまな病いに苦しんだり、悩んだりしている方が世の中には実に多いことでしょう。
治療すればすぐに治る病いから、手術や入院を繰り返す必要のある病いまで、実にさまざまです。
ちょっとした風邪なら、休息を取り、栄養を摂ることですぐに治ってしまうものです。
相手がそんな状況の時に声を掛けるなら、「ゆっくり休んでね」とか「お大事に」で済んでしまうからです。
病いが深刻度を増すごとに、相手に投げかける言葉に重みを感じてくるのです。
どんな言葉をかけてあげたらいいのだろうか。
どんな言葉を望んでいるのだろうか。
もしも、自分が余命何ヵ月と宣告を受けたら、あなたはどんな言葉を身近な人からかけてもらいたいですか?
おそらく、言葉を失うことでしょう。
言葉は必要ないのです。
アドバイスはもういらないのです。
生きる望みを絶たれた人にとって、残された人生を有意義に楽しみたいと思っているのです。
きっと、今までの人生を振り返っていることでしょう。
楽しい想い出よりも、辛く苦しかった想い出や悲しい出来事の方が、脳裏に焼き付いていて、走馬灯のように頭の中を駆け巡るのです。
古びた映画館で、モノクロ映画を観ているかのように。
自分の人生を振り返って観ているのです。
辛く苦しかった想い出、悲しい出来事の数々の全部を受けとめて、受け入れることにしたのです。
それは、もう過去は変えられないとわかったからです。
いままでの人生のすべてを受け入れることで、楽しい想い出に変えるのです。
うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみのすべてを受け入れることができるようになるのです。
人生の未来地図はもうないからです。
いろいろあったけど、楽しい人生でした、と。
生きる望みを絶たれた人に投げかける言葉は、もう必要ないのです。
ただ、相手が望むように、そっと寄り添ってあげるだけでいいのです。
人と人との触れ合いから生まれる温もりを感じたいのです。
もう、これ以上がんばれないから。
がんばることはもう必要ないから。
言葉はもういらないのです。
言葉よりも人の温度を感じたいから。
富安里佳
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